灼熱のオノマトペ

昔からある広場の居心地のよさ

灼熱だった、オノマトペの屋上

富山では暑い日が続く、そんな中で気づかされたのが、
「意外にもお粗末な現代の広場」と
「昔からある広場の居心地のよさ」だった。


(写真はまだ涼しい時期のもの)

週末に訪れたのは、富山市美術館。
しかし『オノマトペの屋上』は灼熱地獄。子供が10分も耐えられない。
著名なデザイナーが監修しているものの、日陰が全く無い設計なのだ。
夏は暑くて使えないし、冬は閉鎖するという。

蒸し風呂のグランドプラザ


(写真はまだ涼しい時期のもの)

その後訪れた『総曲輪グランドプラザ』の積み木広場も、
天井がガラスで温室のような蒸し風呂状態。
結局、ガラス美術館へ涼を求めて移動したが、
全層吹き抜け&ガラス張りの空調機器に頼り切った設計で
これもどうなんだろうな・・・と思えてきてしまった。
これも建築界の巨匠の設計である。

高岡古城公園で涼を感じる

一方、朝の出勤時に通ることが多い『高岡古城公園』は、
敷地に入っただけで、不思議と涼を感じるものだ。
この暑さなのに、屋外で新聞を広げている市民もいる。
金沢の兼六園もそうだけど、茂みと水辺があることで、
屋外なのに、公園の外と体感気温が全然違うのだ。
これは金沢の兼六園でも体感できることだ。

ひょっとして現代の広場より、昔からある広場の方が
空間づくりの完成度が一枚上手じゃないかと思えてくる。

暑い広場や空調に頼り切った建築はノーと言いたい

富山の中心部に限らず、近年整備される公園は
どこも日陰が少ない設計で、ただっ広い芝生を中心に
整備されることが多いように見えるが、
そこには「地域の気候」とか「利用者の使いやすさ」が
あまり考慮されていないように映る。

エコロジーと少子高齢化のこれからの時代には
暑い広場や空調機器に頼り切った建築は「ノー」といいたい。
昔ながらの高岡古城公園に見習う点は多いのかもしれない。